2008/05/10

仕事への影響

ティンパニ奏者としての経験が仕事には特に役に立っていないと言いましたが、一部違ってました。
役立っているかどうかはともかくとして、少なくとも今の仕事には大いに影響しています。


まず、大学時代のオケは珍しく封建的で上下関係が厳しかったので、今でも組織の上下は大切にします。
が、しかし、”上下”は大切にするのですが、”横”は…(続きは次の”毅然とした…”にて)

そして、ティンパニ奏者は一奏者ではありますがオケを支える柱や土台ですので、たとえ nakata が日頃
気の弱い青年(当時は青年だったよ。ふん)であっても、いざステージの上では毅然とした態度で
オケを支える大いなる大地やオケ全体を優しく包む母なる海を演じ切らねばなりません。
ティンパニ奏者がフニャフニャだったらオケが崩壊します。

で、今の仕事で我々の課は”課”であるにも関わらず他の部を統括する仕事を担っているので、
一担当者に過ぎない nakata はしがない中年(今は中年さ。ふん)であっても、いざ他の部
と打ち合わせる時は毅然とした態度で望みます。管理対象である相手の課長と部長に、大声で
「こんな費用管理があるか!! ずさんにもほどがある!!!」と怒鳴りつけたこともあります。
そうです。自分の部長、課長には絶対服従で、同じ課の同僚には優しくしますが、
他の課や部に対しては、正論を盾にして毅然とした態度で望むのです。
(大抵は穏便に対処しますが、不条理な要求に対しては容赦しません。)

あと、オケの指揮者は客演指揮者としてプロを呼ぶのですが、世界をまたにかけるような人たちです。
なおかつ私はティンパニ奏者としてはお世辞にも上手くはないので、指揮者にはよく怒鳴られました。
世界的な指揮者に直接怒鳴られてた人間ですので、高々100人を統括する部の部長は恐くもなんともありません。
だから他の部の部長、課長に対しては高圧的なのです。


でもね、これは良いことではないのですよ。だって私自身は部長はおろか課長でもない担当者ですから。
担当者にボロクソに怒鳴られた部長ってとっても心が傷つくと思うのですよ。それにメンツを潰していることも
あるわけですし。
というわけで最近は他の部門と喧嘩しないようにしています。なるべくね。(なるべくかい!)