DIARY

6/1(日)
鞄持ち

 ティファニーに連れて行かれて指輪をねだられることも、苦手な化粧品の匂いの充満するデパート1Fのフロアに長居させられることも、女もんの服屋で「これ、かわいい?」なんて興味もない洋服選びに付き合わされることも、男同士で付き合っとる限り、ない。まあ、ノンケカップルがみんなそうしとるのかどうかは分からんけど。

 混雑した休日の新宿に珍しくツレと足を運んで洋服やらなんやらプラプラと見て回る。その途中、仕事の電話が掛かってきたツレが話し込んどる間、高島屋の入り口においてあるオバサンが好きそうな椅子に座って目の前を通り過ぎる人の流れをボーっと眺める。日曜とあってか、やっぱりカップルが多い。そこでまた気付いたこと。女のコは手ぶら。でも、隣の男のコは明らかに“女のコのでしょ”っちゅう鞄を持って歩いて行く。買えんやったパンツなるほど、持ってあげてるのね。でも、あー、そんなツレの荷物を持ってあげるなんちゅうことはゲイカップルには・・・ない。少なくとも自分の付き合う間柄では。だから何?と言われても困るけど、そんなことに気付いた日曜日の夕暮れ。

 せっかくいろいろと見て回ったのに、結局なんにも買わずじまい。UNITED ARROWSで試着までした、あのパンツ、欲しかった。でも、1万2千円の値に躊躇してしまう。だって、もうすぐプーだから。


6/2(月)
書道とは
 最後の1週間を迎える。週明けにいつもやっとったあの仕事もこの仕事も、もうこれで最後なんよな・・・と思いながら1日を過ごす。自分の机の上や中の整理も始めて、どんどん物が無くなっていく。次の週明けには、もう自分のやるべきことは・・・ない。

 夜、人事にとうに提出しとかんといけん退職届をようやく書く。既に上司にも人事にも報告済みで退職の了承は得とるんやけど、やっぱり必要だそうで。
 まず筆ペンを用意。なんとなく、やっぱ筆でしょってことで。そして便箋。これが家になくて近所に買いに行く。字は筆で・・・と気張ったものの、便箋はなんのこだわりも無くお安く100円ショップで購入。

 しかし、久しぶりに手にする筆では思うように書けるわけもなく、なんだか弱々しい。字面を見ると、どうも弱腰で会社を辞めるように思えて、何度も書き直す。もちろん、なんで辞めることに決めたか・・・を思い出しながら。そしたら、どうしたことでしょ、だんだん字が力強くなって行くではありませんか。最初に書いた字と見比べて自分でもビックリするくらいに。ああ、これが書道というものなのね(違うかも)。

6/4(水)
面接
 仕事が終わってからひとりで某所へ。普段は興味もないし、全く足を踏み入れることのないエリアに来た訳は採用面接を受けるため。なにやら厳重な警備がされとるその某企業のオフィスにお約束の10分前には到着。

 待つこと10分、「ひ○○○さん!」と呼ぶ声に、大きな声で「はい!」と返事。とっさに自分で思ったのは、「元気のいい幼稚園児みたい」。面接室に入ると待っとったのは冗談の通じなさそうな顔をした40代前半の♂と、30代前半の気の弱そうな♂。ここまでは思ったほど緊張してなかったのに、話し出したとたん、どんどん気持ちが空回りし、言いたいことが言えん自分にさらに空回りの回転がスピードUP。あっという間に30分以上が過ぎて面接終了。

 とぼとぼと帰る道すがら、「ああ、あの質問にはこう答えたかったのに」とか、ほんの数分前の会話を何度も思い返しては、事実から夢想の世界へと入り込む。今日の一次面接を通過すれば嬉しいし、ダメでも予行演習やったと思えばいい・・・なんてことを考えて自分を慰める。今日乗った路線にもう乗ることはないんか、それとも再び乗ることがあるんかどうかは1週間以内に判明とのこと。しかし、夜中にネットで2社目に応募。なんにも持ち駒がなくなると不安やし。

6/5(木)
STD
 仕事帰り、ちょっとサボっとったTIPに寄って筋トレ敢行。月初にやってもらうことにしとるなんたらカルテなるものも測定してもらうと、ちょっとサボったせいで数値は若干低下気味。まあいいや、来週からはいつでも行けるし。

 メール着信に気付き受信してみると、冒頭の言葉にビツクリ。なんたって「助けて〜」で始まるんやもん。続けて読んでみると、急性肝炎で入院したという某氏(名誉のために匿名)から直々のご連絡。あららら。彼氏ができたばっかやというのに。誰から染つされたんやろ。とりあえず、「誰から?お見舞い行くからな〜。」とメールを返す。入院中のためか、今日はそれ以上メールは返って来ず。

 今回の某氏で自分の周りで肝炎感染は3人目。過去2度のお見舞いで聞いたところによると、ただただ安静にしとくだけやから、暇で暇でしょうがないらしい。でも1ヶ月近くも入院っちなると仕事が大変よな。まあ、俺は来週からなら肝炎に罹ってもなんの支障もない。

 ちなみに過去の自分の病歴は、毛じらみ×3回、腸管出血性大腸菌症(アメーバ赤痢かも)×1回。そのうち同一人物から前者×2回&後者×1回を頂く。そんだけ頂いたからには、珍しくこちらから縁切りしたけども。

 でも、自分のおけけの根元で動めくものを見つけた時はぞっとしました。その部分だけ根こそぎ自分の体から剥がしたくなるほどに。まあ、教わった通りスミスリンパウダーなるものを恥をしのんで薬局で買って治しましたが。でもなぜか浮気うんぬんの話しはうまくごまかされて。ごまかされる俺が馬鹿でした。

 で、続いて今度は腸管出血性大腸菌症。これ、血便出ます。さらに頻繁にトイレに駆け込む羽目になります。当時既に飲み薬で治るようになっとった病気なんに、まだ伝染病予防法が改正されてなくて、当時のツレは病院に隔離されました。本人、医大生なのに。そいつを追うように症状が出た自分は、そいつから薬もらって完治。その後、2度目の毛じらみ感染で、「もう精一杯やったよね、オレ」ってことで、バイバイ。でも今のところ、そいつと付き合ったのが一番長いんですが・・・。早く更新せねば。

 最近は、世も世やしってことで、お付き合いを始めると、まず一緒にHIV検査へ。もうかれこれ5回くらい行ったね(多すぎ)。今年も1月に行ってお互い結果は陰性。まあ、ある意味危険なことは(ツレと以外)しとらんから不安はないんやけど。ってことは、ツレがかげで危険なことをしとったらOUTです。

6/6(金)
ノンケと×××
 本日は、とうとうラスト。てことで、初めて2丁目のそれ系のホテルに宿泊体験。しかも、ノンケと。あは。なんじゃそれ。

 もう週明けから今の会社に行くことはない。午前中は淡々と残った仕事をこなし、ランチには、よく通った東体近くのモスバーガーに行く。いつも笑顔がやさしかった店員のおばちゃんにもご挨拶、「今日で最後なんです」と。「あらそうなの?」と何人かから「お疲れ様」のお言葉を頂いたりして。
  午後はボーナス査定の面談。最後の最後が面談ってどーよとは思ったけど、近所の茶店で直属の上司と懐かしい話やらなんやら。オフィスに戻っても、もうやることがないので、挨拶回り。最近の組織変えまで部長やった人に最後に挨拶せんと・・・と思っとったら午後から出張。仕方なくメールを出しといた。そう言えば前職の時も部長が出張で挨拶せんまま辞めたなあなんてことを思い出す。

 退社後は一番仲の良かった後輩♂と新宿の居酒屋へ。まずは居酒屋です。一緒に呑むのも久しぶりで、今さら前の引越しのことを「ワケありですか?」なんて突っ込まれる。アホか。まあ、真相は言えんが。そいつはどうやら大学時代からの彼女ととっとと結婚したいらしく、でも彼女はもうちょっと遊んでいたい・・・なんていうノンケ27歳の愚痴を聞く。
 まだまだ呑みましょってことで、御苑大通りを挟んでBYGSビル向かいの2Fにあるベルギービールのお店へ。わざわざ2丁目近くに行くこともないんやけど、あんまノンケ店は知らんし、ギリギリOKでしょってことで。もともとそんなに酒に強くないくせして呑みまくる後輩K。そのうちトイレに篭って隣の席の知らない若人達に心配されたり、「やっぱり寂しいですよぉ」と泣き出したり。ジーンとさせられて、もう少しで抱きしめるとこでした。タイプではないから押し倒しはしないけども。

 そのうち終電もなくなり、もう時計の針は3時という頃、「とにかく横になりたい」と言い出す始末。家ではツレがひとりで寝とるし、タクシー代よりは安いでしょってことで、ちょうどお店から見える、2丁目にありながら普通のビジネスホテルだというロンスター突入を試みるも満室であえなく退散。そういえばココにもなんかあったよなと路地を入れば、ホテルS発見。空室アリってことで、先に入って行った♀×♀の2人組に続いてチェックイン。東京で♂とラブホに入るなんぞ、実はこれが初めて。
 早速トイレに篭り、その後もベッドとトイレを何度が往復しとった後輩を尻目に、自分はいつしかZZzz...。ああ、幾度となく♂と♂の痴態が繰り広げられたであろうベッドで、ノンケとともにスヤスヤ眠り込む。

6/7(土)
0勝1敗
 9時半にフロントからの電話で叩き起こされる。ふと横を見ると後輩Kの顔があって、ちょっとビビる。ああ、2丁目のホテルに泊まったんやったと思い出し、チェックアウトの準備。出る時にゲイカップルに会うたらどうしよとヒヤヒヤする。ヒヤヒヤするくらいなら来るなよっと自分にツッコミを入れながら、結局誰とも顔を会わすこともなくチェックアウト。

 まだ頭はすっきりと起ききらんまま新宿通りを駅へ向かって歩くふたり。なんだか不思議。中央線で帰る後輩とアルタ前でお別れし、重たい身体を引きづりながら帰宅する。まだグースカ眠っとるツレ。酒が抜けきれとらんし寝不足やしと自分も再び寝に入る。ありがとよ、後輩K。午後遅くまで寝たものの、夜になっても身体はすっきりとせず、おとなしく家で過ごす。

 そう言えば昨日、最後の仕事を終えた開放感に浸りながら新宿へ向かう途中、先日の緊張面接をやった某企業から丁重なお断りのメールが来たんやった。なにも、こんなおめでたい時に寄越さんでもいいのにと、その後はメールのことは忘れ(たふりし)て呑んだんやった。ああムカツク。さあ次のターゲットを探さねば。

6/8(日)
言えない幸せ
 中野坂上ご夫妻の邸宅にお呼ばれされ日曜の夜を楽しんどる最中に実家からTEL。お姐様方の話しとる前で電話に出るのは、やはりはばかられ、ベランダに避難して「何事?」と出てみれば、親父から「生まれたよ」と。そう、実家近くに居を構えとる(こちらはホントの)姉貴が無事出産したとの連絡。もうすぐ3歳になる長男の武勇に続いて、今度は女の子。嬉しそうな親父(つまりはお爺ちゃん)の声が耳に残る。
 電話を切ってベランダから部屋に戻れば、オ○マ4人。この先、我が子を設ける可能性のない4人やけれど、こんな風に日曜の夜に酒を呑みながらバカ話ができるのも、また幸せ・・・かも。

 終電で帰る自分をわざわざ駅まで見送ってくれる3人にさよならして、ほろ酔い気分で帰宅。今日は、午後から自宅→新宿→戸田→新宿と一緒に動いてまわり、先に俺んちに帰っとったツレが駅まで迎えに来てくれる。これもまた幸せ・・・かも。でも、どっちの幸せも親には言えるわけもなく。まあ、やからと言って悲壮感なんてものはないが。

6/9(月)
帰りもはや〜い
 ああ、朝寝坊できる幸せ。これも親にはまだ言ってない。なぜか背中と腹筋に激痛が走り、身動き一つ出来ずに会社をお休みしたツレとともに午前中はそれぞれの夢の中。午後は、仕事で大変お世話になった某企業の人に連絡とって会う約束したり、2社目の応募企業の仲介をしとる転職紹介会社の人と面談の約束したりと、そんなお家に篭りっきりの1日。

 ところで、なぜか自分はNo.1企業を嫌う傾向があって、ADSLはフレッツではなく東京めたりっく。と言ってもプロバイダ経由の契約という特殊な事情で、月額たったの \2,500(ISP+ADSL)。めたりっくが開通したのは2年ちょっと前で、その直後にめたりっくが経営危機に陥り、その後Yahoo! BBに吸収されて。
 そして今回、とうとう6月末でめたりっくのサービスが終了するとのことで、なくなくADSLの切替をせないけんはめに。シェアNo.1を走るフレッツにするのは癪やったんやけど、来年3月まではフレッツにしてもこれまでとの差額をプロバイダが負担してくれるらしい。それなら3月までにどうするか考えましょってことで、本日フレッツに申し込む。切替工事は7月1日の予定。
 ベンチャーながら、NTTの妨害にあいながら、外国人助っ人“めたりっクン”が登場するTVCMをオンエアし大手に先駆けてADSL時代を切り開いて行ってくれた東京めたりっくよ、さようなら

6/10(火)
男優
 お昼過ぎに青山へ。昨日電話した某企業の人とランチをするため。「大丈夫だよ」「自信を持って」と言葉をいただく。慰めかもしれんけど、これまでそれなりの業績をあげて来とる人だけあって、そんな人からのこういう言葉はありがたい。

 その後、市ヶ谷の転職紹介会社へ。担当してくれたのは、20代半ば過ぎの♀。これまでの経歴やら今後の希望やらをぺらぺらと。この前の面接の時に、これくらい喋れればよかったんに・・・と思ったけれど、それが出来ればみんな面接に苦労せんわけで。

 夜は坂上婦人と新宿へ。駅近辺で呑み屋を探すも、辿りついたのは2丁目の魚や一丁。ある程度お腹を満足させ、もちろんその後はまっすぐ帰るわけもなく、バー巡り。と言っても2軒だけ。普段、婦人が行きそうもないところというテーマで、カラオケ無しでカウンターだけの落ち着いたお店を選択。たまにはいいでしょ。
 2軒目でお隣に座った色黒のずー体のでかい方が、北海道で自営業をやってらっしゃる2代目社長さんらしく、いまどき景気のいい話をぺらぺらと。「それほどでもないのよ」って感じで。まあ、それほどでもないが。
 どうやら婦人にとっては、そのシャチョさんに会うのは初めてではなかったらしい。前はブラウン管でお会いしたとか。あらまあ。

6/11(水)
連荘
ワールドマガジンギャラリー 銀座のワールドマガジンギャラリーが閉館してしまうらしい。最初に働いた会社が銀座にあったんで、ココにはよく行った。もちろんサボりに。マガジンハウスの雑誌はもちろん、文字通り世界中の雑誌が置いとったんで好奇心旺盛な20代前半の身には格好の時間潰しが出来たもの。

 30代前半の現在の身では、気になるのは自らの体型であり、今日は早速昼間からTIPへ。夜に行くのとはまた違う客層。しかも大きなガラス窓から見えるのは、明るい昼間の風景で、なんだか新鮮。しかも、プリっとしたおケツ、さらに若々しい肌にはじかれてキラリと汗が光る(妄想込み)学生のアスリートらしき姿もあって、さらに新鮮。

 健康的に昼間を過ごしたというのに、夜は2日続けて飲酒。今夜はTIP帰りの某氏と渋谷で。店に入ると歩くトコが縁側のスノコのようで、なかなか手の込んだ作り。どこに行っても、「大きめで」と注文する某氏もとてもステキ。
 でも、隣のナースらしき♀の集団がうるさい。これは偏見やないと思うんやけど、どうして♀は群れるとみんなあんなに大声になるんやろ。こっちにまで話の内容が鮮明に伝わるくらい。つい、相槌やツッコミを入れたくなる。
 その後はkeivi!へ。YSやSDもおって、楽しく楽しく飲酒。なんだかちょっと昔を思い出す。YSが帰ったのと入れ替わりにツレが来店。まだまだ呑む。もう記憶がおぼろげになるくらい。結局ツレとSDと3人でタクって帰宅。途中、2度ほどタクシーを止めるツレ。ああ、まだ水曜日。

6/12(木)
静空
 ふと目が覚めると10時半。隣を向くとツレの寝顔。出勤は9時半のはず。あらあら。とりあえずツレを起こし会社に向かわせるも、二日酔いの自分はまだ起きれるはずもなく。そのうちソファで寝とったSDも起きたというのに、自分はまだまだ二日酔い。これが歳の差? 結局、一晩眠って元気を取り戻したSDは、お昼を過ぎても起きあがれん俺を見放して帰っていく(うそ)。ごめんね、起きれんで。

 夜には、なんとか体力も回復。昨晩、終電で帰り、今日の仕事をきちんとこなしてTIPにやって来たYSと、うちの近所で軽い食事。昨夜の顛末を話す。

 そう、8日に無事に長女を出産した姉貴からメールが届く。iショットで撮った画像付きで。俺は見られんっちゅーに。なので、YSの携帯で見せてもらう。名前は「静空(しずく)」にしたらしい。もうすぐ3歳になる長男の武勇(たける)といい、静空(しずく)といい、一発で変換できん名前にするなっつーの。

6/13(金)
日帰り旅行
 一日おいて本日も昼間っからTIPへ。あらまあ、おとといとはまた別のかわいいコ発見。俺は何をしにTIPへ行っているのやら。いえ、ちゃんと筋トレはやってます。

 その後は、5日に入院した某氏のお見舞いに、はるばる埼玉の川越まで。本川越の駅ビルでお見舞いの文庫本を購入しバス乗り場へ行くと、なんとバスは行ったばっかりで次は驚くことに約50分後。なんてトコに来てしまったんやろ。東京の交通事情に慣れた身にはキツイ。
 そう言えば、実家の駅はJR○○本線にあるっちゅうのに、1時間に1本くらいしか電車が来んようなところやった。でも、当時はそれが当たり前の世界。それも、あと数年でこっちでの生活の方が長くなるとあっては、遠い過去の話。
田 さて、しばし時間を潰しバスに乗って病院に着いた頃には、もう17時過ぎ。病院の回りは一面の田圃。なんだか実家を思い出す。6人部屋に入ると、まだまだ黄疸が出まくりの某氏を発見。1時間ほど話をする。
 いまだかつて“入院”というものを経験したことのない自分には想像の世界でしかないけど、入院生活というものは暇で暇でしょうがないらしい。しかも、まだ身体はしんどくて、気分が滅入る一方のよう。
 病気の方は、医師曰く、数ヶ月前にやった手術の際の輸血で感染した可能性が高いとのこと。友達やらには、わざわざ説明するのも面倒やし、言い訳がましくなるとかで、「オ○マの勲章よ〜」と言っとるとか。まあ、その気持ちは分かる。
 18時過ぎにはさよならを告げ、今度は乗り遅れんようにバスに乗り、来た道を戻る。途中、どこぞの中学の男子テニス部らしき集団が乗車してくる。黒く日焼けした肌に、バカ話に屈託なく笑う幼い顔。俺にもこんな頃があったんよなあ・・・と、ふた昔ほど前の自分の姿を重ねて見る。
 家に辿りついた頃には、もう外は真っ暗。ちょっとお見舞いに行くつもりが、なんだかちょっとした日帰り旅行をした気分。ああ、遠かった。夜、3社目の企業に、中途採用の応募メールを出して眠る。

6/14(土)
3歳のおねだり
 「トランスフォーマー マイクロン伝説がほちい!」・・・そんな意味不明の電話で起こされる。誰かと思えば、甥っ子の武勇から。もうすぐ3歳の誕生日やからと、姉貴がおねだりの電話をかけさせたらしい。

 なんのことかさっぱり分からんから検索してみると、合体ロボットのアニメのことやった。それに加え、「アンパンマンのNEWパソコンだいすき」もリクエストされる。トイザらスで調べたら合わせて1万円程度やったから、まあ良しとしますか。

 でも、実家には年に1回でも帰ればいい方なんで、俺のことなんかよく覚えてないはず。おそらく “誕生日にプレゼントくれる東京のおじちゃん” ぐらいにしか思ってないんやろなあ。まあ自分がなんもないド田舎の実家に戻ることなんてあり得んから、しょうがないか。

 週末やというのにずっと家におる。ツレは会社の同僚らと焼肉を食いにお出かけ。じゅる。俺なんて、もう長い間、焼肉なんて食べとらんのに。ほろ酔い気分で終電で帰ってきたツレがグーグー眠り込んでも、一日全然からだを動かしとらん自分は、お目目パッチリ。何をしたかと言えば、DVDプレーヤーを持っとらんくせに買っといた某アーティストのDVDを、ツレのノートPCを借りて見る。気付けば朝の5時近くで、外はもう明るい。もうすぐ夏至やもんな。

6/15(日)
風邪
 風邪をひいた時には誰かにそばにおって欲しいもの。さらにおかゆや雑炊なんぞを作ってもらえたら尚のこと嬉しい。とはいえ進学のために上京して始まったひとり暮らしも既に十数年、風邪をひいても、あんま誰かがそばにおってくれた経験も少ないため、寝込んだ 時の自己対策もある程度万全。まあ、つらいことに変わりはないが。

 でも反対に誰かが寝込んどっても、料理が苦手な自分は、なんか食いもんを作れるわけもなく (というか、どんなものが出来上がるんか自分で怖いので作りたくない) 、せいぜいそばにおるか、滋養強壮剤やフルーツ、ビタミンCたっぷりの清涼飲料水なんかを買ってくるのが関の山。

 と言うのも、お昼過ぎまでは元気そうやったツレが、夕方ぐらいから調子を崩して、ズーっとベッドで寝とったというわけ。当初の予定では、ツレが夕飯にちゃんぷるーを作ってくれるはずが、こりゃ自分で食べる分は自分で作るしかないと奮闘。まあ・・・とりあえず食べられた。

<<2003年5月後半 2003年6月後半>>