2005/12/23

nostalgia

この歳になってようやく郷愁にあこがれるようになった。しかしながらハイテク機器に囲まれ会社でもハイテク産業に従事するうちに、子供の頃 慣れ親しんだはずの物や景色をすっかり忘れてしまっている。
郷愁に思いを馳せながら、郷愁を思い起こさせる物が何だったかを思い出せないのだ。小さい頃見たTV番組はすぐに思い出せるが、小さい頃遊んだおもちゃ、良く見かけた懐かしい光景、流行、歌、…はよく憶えていない。
webで探しています。

光景で思い出したのは、名古屋市内では路面電車(市電)が走っていたことです。のんびりと街中を走るのは風情がありましたね。今の名古屋は車だらけです。
小さい頃遊んだおもちゃは、小さなプラスチックのブロックのおもちゃ。カワダのダイヤブロックと任天堂のブロック。
カワダの方はロングセラーで今でも売ってます。→http://www.diablock.co.jp/

よく見たTVは名犬ラッシー、わんぱくフリッパー(イルカが主人公)…etc. そういえば昔のTVはリモコンではなくてダイヤルでチャンネルをガチャガチャと切り替えてましたね。しかも白黒TVです。古くなって来ると垂直同期がずれて、画面が上下方向に流れてしまいます。
カメラは1眼レフ、電話はダイヤル式の黒電話。明かりは白熱電球。
(書いているとどんどん思い出して来ます。)
湯たんぽ、電気行火(あんか)、木のお風呂、銭湯、銭湯のジュースの自販機(上部が透明で、ジュースが吹き上げている)…
そうそう、昔はアルミサッシなど無かった。窓枠は木でした。(木かい!)
ふすま、障子、箪笥、ブリキの走る猫、玄関のヤツデの木、金魚、十姉妹(ジュウシマツ)、ハト、バイメタルランプの電飾…

家が貧しくて、母はよく内職してました。そうそう、ダリアボーリングシャンプー(?)に手塚治虫のキャラクタのシールを貼るとか、ああ、あとは忘れた。そのシールの余りがあったりして、学用品に貼ったり。
シャープペンシルなんてなくて、鉛筆でしたね。鉛筆削りは手動式。クレヨン、絵の具、そんな画材の存在すら忘れていました。画板っていう木の板、習字道具。墨は固形で、硯に水を入れて自分で擦るんです。

低学年の頃は学校の机も椅子も木。よく彫刻刀で穴掘って怒られました。^^
縦笛、ハーモニカ。教室には足踏み式のオルガン、冬はストーブで、給食の時間はパン焼いてました。
校舎も木造。低学年の頃の掃除の時間は、木の廊下で雑巾がけもあったりしました。
道路は舗装されていないところがほとんどで、今では珍しい”水たまり”だらけでした。

┌ ┌ ┌ ┌ ┌ ┌ ┌ ┌ ┌ ┌ ┌ ┌ ┌ ┌ ┌ ┌ ┌ ┌ ┌

文化が変わり始めたのは小学校高学年の頃でしょう。机や椅子はスチールパイプに変わり、校舎は鉄筋コンクリートになりました。
それ以降のものはあまり懐かしいと思わない。今とあまり変わらないから。