DIARY

7/16(水)
微妙
 昔のツレと、別れた後も仲良く出来るか?絶対出来んっちゅう人もおるやろうし、中には仲良くやってる相手がおる場合もあるやろうし、人それぞれ。自分はどちらかと言えば仲良くやっとる方。いろんな別れ方があったけど、やっぱり一度好きになった相手やから、よっぽどの事件がない限り、付き合っとった当時とはまた違う感情で、しかも友達っちゅうのとはちょっと違うニュアンスで、今でも好き。やから、いつまでも仲良くして行きたい。

 そんな今でも仲良くしとるヤツのひとり “KO”。ある事情で別れて、1ヶ月くらいはお互い連絡を取ってなかったけど、また電話で話すようになり、今ではたまに飯食ったり、酒飲んだり。そんなKOと夜、久々に会う。渋谷西武の地下にあるベトナム料理屋で腹を満たし、もう次はココしかないでしょって、keivi!へ。

 まあ、ここまではよくある話し。しか〜し、そのうちYSもご来店。まあ、もう既に数ヶ月前にご対面済みのKOとYSやから別になんちゅうことはないんやけど。そして、そろそろ帰ろうかなという頃、今現在進行形のツレから「仕事が終わった」と連絡があり、一緒に帰ることに。あらまあなんと駅に着いてみれば、今彼、元彼、元々々彼、そして自分の4人組。う〜ん微妙。とっても微妙。すっごく微妙。そうですね、なんちゅうか、今でも仲良くしてくれとる皆さんにホント感謝ですぅ。

7/17(木)
東京国際レズビアン&ゲイ映画祭
 3年前の第9回から 東京国際レズビアン&ゲイ映画祭のボランティアスタッフをやっとるツレ。第12回となる今年も、本日から5日間に渡って開催されるその映画祭に、「どうせ暇なんやろ?」と朝から一緒に連れて行かれる。まあ以前から映画祭自体に興味はあったんやけど、なんとなくきっかけがなくて観に行ったことはなかった。また、前々職の職場が会場となるスパイラルホールのすぐ近くにあって、当時は行きたくても、なんだか余りに職場と近すぎて敬遠した次第。そしてついに今年、ボランティアスタッフとして初参加。

スパイラルホールは3F 9時半過ぎに会場に着くと、既に機材の搬入が始まっとって慌ててその中に加わる。メインスタッフのツレとは違い、初参加で何も分からん自分は、とにかく肉体労働。こまごまとした搬入に続いて今度は会場設営。なんだか中高生時代の体育祭でテント設営やらしたのを思い出す。設営が終わって一旦集合。スタッフの顔ぶれを見ると平日の昼間っから来れるだけあって、学生とおぼしき若い面々が多い。自然とおじさんは気後れ気味。唯一知っとるのはSDくらい。

 もうすぐお昼時ってことで、ひとまずランチタイム。SDとふたりで向かったのは、前々職時代によく行った「ほの字」。5年前と変わらんランチメニューを懐かしみながら、和風ハンバーグ定食を食す。そういえば・・・と、昔ココでランチを取りよった時のある出来事を思い出す。なんと、カウンターをちっちゃなゴキ●リがサササーっと疾走。うぅっ !! と俺が声を出す間もなく、店員さんが素早い動作で素手で自分の掌に包み込み何事もなかったかのように振舞ったときは、俺には飲食業は向いてない・・・と悟った。

 午後からは膨大な量のフライヤーを配布用に詰める作業。これがまた修学旅行のしおり作りのような雰囲気。自然とリーダーシップを取るやつが出てきて、その指示に従いながらぺちゃくちゃしゃべり、ぐるぐる回ってフライヤーを束ねて行く。「そう言えば昔はガリ版刷りやったよね〜」と言おうとして、そんなの知っとるの俺くらいか・・・とはたと気付き口に出すのを止める。

 事前のボランティア説明会に一度も参加しとらんやった自分は当日の役割分担も振られてなくて、急遽バーカウンターのスタッフの命を授かる。夕方から他のバースタッフもやって来て今度はそっちの準備。どうもバースタッフのリーダーの顔に見覚えがあると思ったら、この映画祭にも協賛しとるkeivi!に以前、店子として入っとったSK君やった。あらまあびっくり。

 そして、いよいよ映画祭がスタート! 初日は20時からのオープニング作品の上映1回のみ。しか〜し、待ってましたとばかりに続々とお客さんが来場。いやあ、すごい。こんな熱気は昨年のパレード&レインボー祭り以来かも。でも、夏らしくない涼しい天気とあってか、冷たい飲み物しか用意してないバーカウンターは閑古鳥。となると自分らが呑んでばっかりで、そのうちいい気分になる。

 映画祭のバーはオススメ。なぜならフリードリンクだから。一応、カンパ制で気持ちだけの料金をもらう為の箱を用意しとるけど、中でやっとる方はお金が入ろうが入るまいが全然気にしてないし。まあ、大きく告知してないんで知らん人も多いらしいけど、中にはちゃっかり何杯もお替りする人も。しかも、ホールロビーまではチケットなしでも入れるんで、映画も観ずにお酒片手に歓談するのもうまい手。

 上映が始まると、早々とバーは閉店準備。そのうち大入りやったオープニング上映も終了し、初日は無事終了。楽しかったけど思いっきり疲労困憊。確かにずーっと立ちっぱなしやったし、こりゃ三十路には堪えますわ。とっとと帰りたいとこやけど、午後からは仕事に行ったツレに頼まれものをし、2丁目に寄ってから帰る。もう足が棒。う〜ん、でもなんだか久々に充実した1日。

7/18(金)
勧誘
 映画祭2日目は、正午から上映がスタート。なんだか張りきっとる自分は、オープン前の買出しにご一緒する。渋谷駅→ドンキ→渋谷駅→宮益坂上の酒屋→スパイラルホールと歩き、しかも背中のリュックには買出しした飲み物&おつまみを詰め込む。やはりというか、リュックが肩にのめり込むほどの重さやったんで、既に会場到着時には疲労困憊。若ぶるのもほどほどにしましょう。

 平日とあってか、まだ客の入りはそれほどでもなく、本日3作目の上映となる「幸せの瞬間〜ボーイズ短編集」をスタッフパスで観る。スタッフパスは3枚綴りの無料パスで、上映作品の中から3つまで選んで観られるボランティアスタッフ用のパス。でも制約があって、まず一つは立ち見が出るほど盛況の場合は使えない。もう一つ、入れる場合でも入場は一番最後。 要は、席が空いてるんだったら一番最後に入って観てもいいよっていうスタッフの特典。

 後日談として、オフィシャルサイトの掲示板に「スタッフが先に入って席取りまでしてました。プンプン!」(脚色あり)という書き込みがあったんやけど、それは大きな誤解。なぜなら、それはスタッフ自身が前もって前売りチケットをちゃんと購入して一般客として入っとったから。どうしても観たい作品があるからって、前売りを購入して観よったスタッフを自分も知っとるし。まあ、そうは言えどもお客さんに誤解を与えないようなやり方を考えんといけませんな。掲示板でも、そうスタッフが回答しとったから来年からは改善されることでしょう。

 さて、自分が観たのは短編4つ。ようわけが分からんのやら、寝てしまったのやら、かなり笑った9分ものやら。お目当ては香港映画「天使 -I am not what you want-」。なぜなら写真を観て主演のコが気になっとったから。まあ内容はほんわかしとって、まあまあ満足。でも後半、字幕のタイミングがかなりズレとった気が・・・。もうどうしようもなくて、この俺でも、オリジナルプリントの英語字幕の方を読んでたくらい。

 鑑賞終了後はバーに戻り、あとは最後までひたすらドリンクを作りまくり。本日最終上映の「ファビュラス・ヒーローズ〜お笑い短編集」なんて、もう上映前のロビーがすんごい人だかり。ゲイ、レズビアン、ノンケ、若人、それなりに歳を重ねた方、日本人、外国人・・・。いやあホント大盛況。

 最終上映が始まってバーの片付けも終了。その後、今日はお客として映画祭に来たはずが結局お手伝いをしとったSDと共に、keivi!へ繰り出す。なぜか、たまたま隣合わせになった若い2人組と歓談。そしたら、いつの間にか映画祭のボランティアスタッフ勧誘の場となり、友達に連れられて初めてkeivi!に来たというYSクンがボランティアスタッフとして来てくれることに。ホントか !? そんなこんなで映画祭2日目も無事終了。

7/19(土)
類は友を呼んでない
 目が覚めたら、もう昼過ぎ。昨晩ベッドに入ったときは独りやったのに、横を向けば、いつの間にか帰ってきたツレがグースカ寝とる。昨日、夜まで仕事をしたあと、映画祭にちょこっと顔を出して、休む間もなく別の2丁目のイベントに行ったツレが、朝早くに帰ってきた模様。疲れて眠りこけとったようやけど叩き起こし、映画祭へとふたりで重役出勤 (というほど少なくとも自分は偉くはない)。

 早速、昨日SDと一緒になってスタッフに勧誘したYSクンを発見。いやあ、なんだか嬉しい。それに加え、午後出勤の自分と違ってSDもYSクンも、ちゃんと朝から来たらしく頭が下がる。さすがに3日目となると、この老体では朝からは行けんのよってことで許して。

 世の中は今日から3連休。となれば、映画祭にもお客さんがたくさん押し寄せてきて、バーもラストまで大忙し。いったい何杯のお酒を作ったんやろって感じ。でも上映中だけは手が空くんで、他のスタッフとおしゃべりなんかしたりして。スタッフの中には、ゼミの先輩と付き合ってて同棲してる・・・なんちゅう大学生がおって、話しを聞きながら内心、自分の学生時代との差に驚愕しとった。

 自分て、学校、仕事関係など、いわゆるノンケの生活の中で知り合った人が実は同じゲイやった・・・なんちゅう出会いは今まで皆無。結構、友達が・・・上司が・・・同僚が・・・実はゲイやったっちゅう話しを聞く。類は友を呼ぶっちゅうの? けど、俺に限ってはそんな経験はない。やから、ゲイバーやハッテン場でしかゲイと知り合ったことがない。まあ、だからと言って実害があるわけやないし、出会ったからっちゅうてイイコトがあるわけでもないんやけど、いつかそんな出会いをしてみたい。

7/20(日)
Smile
 映画祭も4日目。今日は午前中には会場入り。あとはもうスタッフパスを使って映画を観る余裕もなくラストまでバーでせっせとドリンク作り。でも、なんだか楽しいのよ、これが。バイト代を貰えるわけでもなく、かと言ってボランティアしとるっていう意識もないんやけど。

 で、気が付いたのが、お客さんにドリンクを手渡したときに、“ニコ”って微笑んでもらえると、なんとも言えず嬉しいということ。で、さらに気が付いたのが、微笑んでくれるのは外国の方ばーっかり。まあお国柄ってのもあるんやろうけど、日本人はまず微笑まんし、目を合わさん人も多い。逆の立場やったら自分も微笑むことなんかないやろうしなあ。

 でも、ひとりかわいい男のコにドリンクを手渡したら、“ニコ”ってされてドキドキする。あらまあどーしましょって思っとったら、どうやら彼は韓国か香港か台湾かしらんけど、外国人のようやった。ああ、ただの挨拶やったのね (勘違いも甚だしい)。

 午後には別件で上京して来たSHが会場に顔を見せてくれる。いつも俺がそうさせてもらっとるように、今回は俺んちをホテル代わりに使ってもらう。でも、バッチシ映画祭の期間と重なってしまって、大した接待も出来ずにすまんのう。せめて早くゆっくりしてもらおうと家の鍵を渡して、ひとまずバイバイ。

 映画祭の方は、だいたいなら本日、会場にて簡易的なHIV検査を実施する予定やったけど、もろもろの事情により中止 (経緯については公式サイトで)。個人的には中止の判断は妥当やと思う。最初にやるって聞いた時は、「検査自体はいいけど、フォローはあるん?」て思ったし。まあ検査は中止になったものの、某医師によるちょっとした講演と質疑応答のようなものがあって、ちょうど暇やった自分も聴講する。で・・・う〜ん、なんか違う。普段、その医師がノンケ向けに活動しとるせいか、ゲイの状況においては的外れな発言が多いような気が。周りを見渡すと、同じように首を傾げとる人がおったように思う。

 そして21時過ぎには会場を後にし、ツレとケンタでフライドチキンを頬張ってから帰宅しSHと再会。なんとSHは、徒歩5〜6分の俺んちの最寄り駅から3時間近くかけてようやく家に辿り着いたらしい。なんでも、うちの住所は「下○○2丁目」なのに、「○○2丁目」付近を彷徨っとったとか。いやあ、長旅お疲れさん。

7/21(月)
フィナーレ
 いよいよ映画祭も今日で終わり。「最終日だけでも手伝いたい」というYSと待ち合わせて2人で会場入り。さすがに最終日とあって最後まで大入りの大盛況。フィナーレを飾る「My Mother Likes Women」を観たかったけど、立ち見もいっぱいとあって諦める。ああ結局1本しか観られんやった・・・。

 でも、ホント楽しかった。映画祭という場の熱気を肌で感じられたし、ゲイ、レズビアン、ノンケ・・・のお互い知らんもん同士やった他のスタッフとも知りあえたし。とはいえ、事前の準備段階ではなんの手伝いもせず、当日しか働いてない身分では大それたことは言えんけども。俺の知らんとこでは、いろいろ苦労やらあったことやろね。いやあ、手伝わせてくれてサンキュです。来年もなんらかの形で手伝えたらなと思うけど、さすがに今回は無職状態 (籍は今月末まである) やったから関われたようなもの。まあ、来年の心配するより、まずは仕事を見つけんとってか。あは。

 最後のお客さんを見送った後は会場の解体作業。それもみんなの協力でささーっと終わらせロビーに全員集合。代表からの言葉があり、シャンパン“フレシネ”で乾杯して締め括り。いやあ、あっという間の5日間やった。

 その後は、近所の居酒屋で打ち上げ。最初は大人しく呑んどったものの、お酒がマワッてくると大胆になる自分は早速移動開始。迷わず、お目当てのRNの横へ。グフ。酔っ払うと羞恥心がなくなってくるのはいつものことで。あぎゃ。

 ちなみに、RNは女性。数年の日本滞在ながら、なんとも日本語が達者なアメリカ出身のお人。実は初めて彼女がバーにドリンクを貰いにきた時に、その笑顔にヤラれました。はい。彼女を例えるなら、米映画「ゴースト」の時のデミー・ムーアに似た感じ。間違っても、「チャーリーズ・エンジェル」のデミーではない。
 でも、お気に入りの人とは喋れんごとなるのが自分の悪い癖。しか〜し、最終日の今日の昼間、やっとこさ話し掛けることに成功。ずうずうしくも写真まで一緒に撮ってもらって、もう有頂天。やから居酒屋でお酒が入ればもう怖いものなしって感じで、当然のごとく横を陣取る。まあ、自分はゲイであるからにして、人として好きなだけで、♂♀の関係なんていら〜ん。そしたらRNも同様だと聞いて、なんだかさらに嬉しくなる。きゃー。

 1次会が終われば、もう終電の時間。仕事なんてない自分は、もちろん2次会へGO!ってことで新宿へ移動。もちろんRNも引っ張ってくる (大迷惑)。セゾンプラザの居酒屋に入り、ココでもRNの横。なんなんじゃ俺は? でも、いろいろ楽しく喋れて嬉しかったこと嬉しかったこと。そのうち宴の場では、ぶっ倒れるヤツ、♀♀でいちゃいちゃするヤツなんか出てきたり。

 ようやく宴も終わり、外に出るともう夜が明けようとするところ。RNとツレと3人でタクシーに乗車。途中でRNを降ろして4時ごろようやく帰宅すると、寝とったSHが出迎えてくれた。ア゛ー!! 結局、SHのことはホントにほったらかしやった自分。すまん。こういうわけよ (どーいうわけ?)、許してくれ。

7/22(火)
覆タレ盆に返らず
 目が覚める。時計を見ると、とっくにお昼過ぎ。部屋には自分ひとり。今日の早朝便で帰るって言いよったSHが帰ったのも、ツレが仕事に出かけたのも、ちーっとも気付かんまま眠りこけとった自分。届くはずもないのに、「すまん」と心の中で呟く (かなり自己満)。

 食材を買いに出た以外は外出らしい外出もせず、夜には珍しく自炊に挑戦。またもやハンバーグを作る。まずはツレの分を焼く。続いて自分の分。焼きあがったハンバーグを皿に乗せ、その上から特製のタレをかける。ああ、美味そう。じゅるじゅる。先に食べ始めとるツレの横へその皿を持って行き、テーブルの上に置こうとしたら・・・

 「パタン」

 パタン?

 ・・・・・・

 ・・・・・・

 ・・・・・・

 まさに180度ひっくり返って、ラグの上にお皿が落っこちた・・・みたい。落っこちたはず。落っこちたかも。いや、落ちとるやんか!

 落っこちる瞬間はこの目でまじまじと見たんやけど、直後は全く身動きできんごとなったとった自分。まさに目が点とはこのこと。こっちを向いて事態にびっくりするツレ。固まっとった自分に代わってツレがその皿を拾ってくれた。皿の下には、さっきまでとは反対に特製タレの上にハンバーグが乗っかっとる。ああ、ああ、ああ、ああ・・・。

  何が悔しいって、ラグが汚れたことより、せっかくのタレが、タレが、タレがああああ。落ちた瞬間、なぜか「どうやったら元に戻せるか」ということを考えた。まあ考えても元に戻る方法はないわけで。泣く泣く焼き汁ナシのタレを作って、拾ったハンバーグにかけて食べる。悲しい。でも、あとで思った。「写真撮っとけば良かった」と。だって、あんな見事な落ちっぷり、見たことないよ。


7/23(水)
復活 !?
 今日も雨。もうすぐ8月やっちゅうのに、一向に梅雨が明ける気配がない。まあ、そのおかげで例年に比べるとエアコンを使うことが少なくて、電気代が安くつく。いや、電気代かかってもいいから、早く梅雨明けしろよ。

 そんな鬱陶しい天気の中、信じられんようなニュースを読む・・・

 「Cocco 復活 !?

 マジ?マジマジ?うっそ!ああ・・・Cocco!

 歌を通してごみを拾う心を広げるため、「ゴミゼロ大作戦 vol.0」と銘打った、10分間の演奏会をCocco自ら企画したらしい。これが復活なんかはよく分からんけど、とにかく嬉しい。あのミュージックステーションで駆けて消えて行った日から2年と4ヶ月。まさか、また人前で唄ってくれる日がやってくるとは・・・。ああ、行きたい、行きたい、行きたい。でも、行けるわけない。

7/24(木)
くじゅう
 久住山 (くじゅうさん)。大分県の九重連山 (くじゅうれんざん)の主峰で標高1787m。日本百名山の一つで、長く、九州本土では最高峰と言われとった名山。けど、近年、近くの中岳のほうが高いことが判明し、最高峰の名はそちらに譲ったとか。
 自分は、中学、高校と学校の夏のキャンプで登った。2回とも天気がよくて、そりゃもう景色は最高。しかも、(当時では) 九州で一番高いトコまで登ったっちゅう達成感に感動したし。テントやバンガローでの宿泊やら、キャンプファイヤーやら、温泉やら、いい思い出や〜ね。

 主要な登山口は、雄大な景色が続くやまなみハイウェイ沿いにあって、その一帯「くじゅう」は登山以外でも車で、バイクでと、何度も訪れたことのある自分自身大好きな場所。まさに、“such a lovely place”。全国的には、やまなみハイウェイの終点にある「阿蘇」の方が有名やけど、自分はいろんな思い出が詰まっとるっちゅうのもあってか「くじゅう」の方が断然好き。ずいぶん前、当時のツレを連れて行ったこともあったけなあ。まあ、それはいいや。
 登山っちゅうても、自分らは学校のジャージにスニーカーという軽装で登れたほどで、天気が良ければそれで問題なし。でも、高校の登山の時、途中、みんなで手を合わせて合掌した所があった。なんでも高校の先輩が成年になってからの冬山登山で遭難し、亡くなった場所とのこと。晴れてれば、なんてことない山も、霧に行く手を遮られると、死と隣り合わせの危険な場所になるって教わった。

 そんな久住山で、学校登山に来とった小学6年生の男の子が遭難し、昨日から行方不明だというニュースを聞く。2日目の夜を迎えて、まだ見つかってないらしい。自分の好きな「久住山」、さらにその小学校が親父の田舎だっちゅうこともあって、すごく気になってしまう。どうか、どうか、無事にその男の子が見つかりますように。

7/25(金)
なにがすごい?
 よかったあ。昨日の日記に書いた、登山中に遭難して行方不明中やった小学6年生の男の子が、今日の昼まえ約45時間ぶりに無事見つかったらしい。何はともあれ、ホッとする。でも、なんだか久しぶりにくじゅうのことを思い出して行きたくなった。まあ、この歳で登頂を目指すとなると、それなりの覚悟がいるやろな。誰か背中を押してくれんやろか (意気地なし)。

 もう一つ嬉しいニュース。それは1週間前、ちょうど映画祭で忙しくしとる頃の話し。なんと、自分の好きな作家 “村山由佳”(→公式サイト)が「星々の舟」で直木賞を受賞! いやあ、すごい。おめでとう! と言いつつ、実はすごいってことしか知らん。直木賞の選考基準ってなに?

 毎年、直木賞、芥川賞をはじめいろんな文学賞?の発表があるけど、それぞれの賞の違いなんて知らん。受賞したからっちゅうてその本を読んだこともないし、どっちかというと内容的には自分には縁遠いもんやと勝手に思いよった (つまりは、自分にはつまんないやろうなということ)。やから、村上由佳が受賞って聞いて、別の意味でビツクリ。彼女が書くような作品でも受賞するんやなあ。

 まあ、受賞作「星々の舟」はハードカヴァーでしか出とらんから、ハードカヴァー嫌いの自分は、まだ読んどらん。作風、変わったんやろか。文庫本は・・・受賞のせいもあって、どうせしばらく出らんのやろな。はいはい。頼むから、はよ出してー。

7/26(土)
逆効果
 暇は十分すぎるほどある。お金も、まあ退職金が来月入るから、ある。なのに、沖縄に行けん。正確には行けんことはないんやけど、さすがに転職が決まらんことにゃ、行っても心から楽しめんやろうと思って行く気になれん。てことで、せめて沖縄気分を味わおうと、本日開催の新宿エイサー祭りに出かける。
 去年は、そんなもんがあるっちゅうことを終わった後に知ったんで、今年が初の見物。着いてみれば、新宿通りはすんごい人だかり。普段なら気が滅入ったり、イラついたりする自分も、今日ばかりは心が踊る。ということは、普段、すんごい人込みにもかかわらず都心の繁華街に繰り出す人達は、心踊っとるからイヤにならんのや〜ね。と勝手に推測してみたり。
 まず見えたのは、子供達によるかわいいエイサー。続いて、南国の太陽の下、真っ黒に日焼けした若人たちによる精悍なエイサーが登場。う〜〜〜ん、やっぱりかっこいい。あの原色をふんだんに使った衣装もホントに素敵。
 とはいえ、たまたま雨は降らんやったけど、いまだ梅雨も明けずに涼しい東京では本領発揮とはならんようで、甚だ悔しい。でも、「せめて沖縄気分でも」のはずが、逆に「やっぱり沖縄に行きた〜い」になってしまう。ああ、沖縄・・・。
 あと、カチャーシーがなかったのは、 ちょっと残念。去年の2丁目祭りで初めてちょっとだけ踊ったけど、最後はやっぱりあれで締め括らんとやろ。まあ、新宿通りにやって来とる観客では、あんま参加もしなさそうやけど。それは8月の2丁目祭りまでオアズケってことで。

7/27(日)
使用歴4年半
 1999年購入の我が愛器「SONY VAIO PCG-505S」。Windowsは98やし、メモリーは64MB。HDDなんて、たったの4.3GBで、CPUも266MHzと、とんでもなく過去の遺物。IEひとつ立ち上げる間にトイレに行けるくらい、のろのろ。それで、ADSL12Mっちゅうても活かせてないはず。

 てことで、(することもないんで) PC購入計画勃発。コストパフォーマンスを第一に考えると、自ずとDELLで決まり。他のとこて、いらんソフトがいっぱい付いてくるし、しかもお試し版で3ヶ月しか使えんやったりして、ただのゴミ。もっとうんこなのが、ISPのサインアップツール。そんなのいらんから安くしてーって思うけど、付いとるから、ちょっとは安いんよね、たぶん。

 購入資金は、来月入る予定の退職金を充てようか。でも、仕事も決まってないのに買ってもいいんやろか。もし、ずーっと無職やったら・・・なんて考えながら、DELLのサイトで、いろいろとシステムを仮想構築。ああ、これだけでも、なんだか楽しい。でも、ちょっとむなしい。

7/28(月)
3年で3回
 初めて会ったのは、もう3年前かあ・・・。前職時代にお世話になったライターの SDさん (こっちの友達の相方さん) と久々に会う。久々と言うても、会うのは今日で3回目。

 3年前、仕事で、あるジャンルのライターを探しとったら、こっちの友達に「うちの相方がやってるよ」って紹介されて会ったのが最初。その後、仕事上はメールでのやり取りばかりで顔を合わすことはなく、そのうち SDさんの本業がホントに死ぬぞってくらいに忙しくなって、1年ちょっとで仕事上のお付き合いは解消。

 2回目に会ったのは、去年の10月にお台場であった某ライヴで偶然に。お互いの変化に驚いたのは日記にも書いた通り。そして今日が3回目。まあ、自分が退職するっちゅう連絡を入れたら、ほな飲みましょか!ってことで。

 毎週毎週、原稿のやり取りをしよった頃は、もともと本業が多忙とあって、たいがい締切りは守ってくれんやったけど、彼の書く文章はすっごい好きで、いつもどんな原稿が届くか、そりゃもう楽しみで。そんな彼と酒を飲むのはこれが初めて。

 渋谷の居酒屋を起点として → keivi! → hatch → 居酒屋と飲み屋を巡り、気付いたらもう3時 (4時くらいかも)。まあホントにいろいろと喋りましたわ。なんだか気のいい兄ちゃんって感じ。でも、彼は優雅にタクってご帰還。独り取り残された自分。いや、そりゃまあ「大丈夫?」ってさんざん心配してくれたんやけど、あちらは翌日も仕事があるし。一方、こちらはプーやから、「なんとかなりますよー」って言って。

 はて、どうしましょ・・・と酔っ払った頭で考えた行き先は漫画喫茶。これが一番安上がりやろ、たぶん。ふらふらとした足取りで、なんとか某漫画喫茶に到着。もう、寝るだけ。また、ココが寝て下さいって感じのソファチェアなのよ。でも、今時の漫喫って、なんとシャワーまで完備しとって驚く。ってか俺が時代遅れ? これでブラックライトやったりしたら、それこそビデボみたい。まあ、今日のところは、ただただ寝たいだけやったから利用はせんやったけど。

 始発まで待って帰ろう・・・のつもりが、やはり酔って寝てしまえば、すぐに起きれるはずもなく、延長料金を払って、なんとか朝の7時過ぎに帰還。ああ、おやすみなさい。

7/29(火)
0勝5敗
 5敗目。まだ白星が・・・ない。

 7/15(火)に面接した某企業から「誠に残念ながら」と、昨日メールが到着。でも、一般的なお断りの文面と違い丁寧に不採用の理由も書いてくれとって、ちょっと救われる。要は、希望の報酬を払えるほどの力が我が社にはありません・・・だそうで。って言っても「あんた何様?」てな金額を言ったわけではなく、せめて前職の年収の100万ダウンまでならって譲歩したのになあ。「残念ですぅ」と、お礼のメールを送る。ああ、ああ、ああ・・・。

 夜は、ここ最近怠けとったTIPへ参上。ちょっとやばいかもってことで、久々にバイクを漕ぎ、今までしとらんやった腹筋も始める。どうやらうちの近所のTIPは、俺が行っとらん間にプチリニューアルをしたようで、マシンのレイアウトが変わり、嬉しいことに、5台の最新マッサージチェアを置いたリラクゼーションルームまで登場。早速、帰り際に揉み揉み。ああ、極楽。

 そろそろ今後の家計の行方が気になりだしたこともあって、ネット家計簿の利用を始める。家計簿をつけるなんぞ、大学1年生のとき以来。バイトを始める秋まで、仕送り10万円と奨学金3万2千円だけで生活しとったあの頃。仕送りがあるだけマシやったけど、仕送り日の直前はいつも金欠でヒーヒー言うとった。もう、あの頃には戻れない。てか、戻りたくない。いや、どうか戻りませんように。、


7/30(水)
デビュー
 初めてゲイバーに行ったのは、確か25歳の秋。性病やハッテン場といったゲイのイロハ (そうなのか?) を教えてくれた2人目の彼氏と別れて数ヶ月。久々の独り身状態でハッテン場にたまに (よく?)通いよった頃。そう、あれは今はなき代々木のP●MAでのこと。

 中途半端にイチャイチャだけしたヤツとそのまま話しをしよったら、同い年ってことでなんとなく意気投合。「2丁目に行ったことない」って言うたら、「じゃあ一緒に行く?」ってことで、そいつの行き付けのバーに連れてってもらった。それが、C××L D××N。

 まあそりゃ初のゲイバーは緊張したけど、ちょっと年上のマスター IRさんはオネエ言葉でもなく、お店の雰囲気も案外普通で、拍子抜けしたような記憶がある。でも、その後その店を舞台にいろんな出来事が起こるわけなんやけど、まあそれはまたそのうち。

 そんな自分の初めてのバー体験を思い出したのは、今日の keivi! にゲイバー初体験のコがやって来たから。それは、映画祭スタッフとして知り合った ST。 SDに連れられて keivi! にやってきて合流し、楽しく酒を飲んだんやけど、あとで「初バーは緊張しましたー」ってメールが。あらまあ、そうやったんね。へえ〜、初めてかあ・・・というわけ。

 自分がゲイバーデビューしてから、もう●年。そりゃもういろんなことがありましたなあ。飲みに出とらんやったら、××やら△△やらとも出会っとらんやったやろうしし、まあ、あんな (どんな?) つらいこともなかったんやろうけど。フフフ。でもいいよなあ、そんな若い頃からバーデビューしてからに。これからどんなゲイライフが待っとるんやろねえ。フフフ。

7/31(木)
退職
 寝たのは昨日というか今朝の8時やったから、起床は結局お昼過ぎ。うちにはな〜んも食うもんがないんで近所のカレー屋さんに出かけて腹いっぱいのランチ。その後ドトールでお茶しながら新聞読んで。そして一旦うちに帰って金八先生を観てからTIPへ行って筋トレ。帰宅してTVをつけると、先日の世界水泳選手権を終えて帰国したメダリスト達が各局を梯子して総出演。そんな一日。

 でも、自分は今日付けでとうとう退職。明日から無職になる。ふぅ。それを知っとる某友人から、祝福?激励?慰労?の電話がある。ありがと。なんか嬉しかったっぜよ。さあ、本腰を入れて頑張らんと (って、本腰いれてなかったん?)。あは。

<<2003年7月前半 2003年8月前半>>