クラス員から寄せられた「全国紅谷情報」
基本情報は「紅谷」さんのページ及び N-File を御参考にどうぞ。
2003.7.20
静岡県伊東温泉:紅谷
伊東温泉紅谷の初代は、昭和15年ごろまで安藤坂紅谷本店で修行をしたそうです。安藤坂本店の閉店は戦後すぐですので、
最後の看板分けだったかも知れません。青山紅谷と同系列(和菓子系)ということになります。初代は10年程前に亡くなられ、
昭和50年頃の伊東の大火でお店は全焼、看板もみんな焼けてしまって昔の事はわからなくなってしまったそうです。
大火以前は角にあったそうですが、現在はアーケードの中の一店舗といった感じで特に目立つお店ではありません。草餅、まめ大福は時間が経つと固くなります。
これが本当だそうで、米粉だけの証拠なのだそうです。甘さ控えめの良いお味でした。
静岡県伊東市中央町4ー6
0557ー37ー2129 水曜定休
判りきったお味のようだが、甘過ぎず美味しくいただきました。
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2002.12.14 Reported by [ ソラン ]
長野県坂城(さかき)町:紅谷
「坂城紅谷」
N子さんより坂城町に「紅谷」が有るという情報が寄せられ、隣の隣の町であり、車を走らせると一時間弱の距離なので
折があれば寄ってみようと思っていたところチャンスが到来!暮れのある夕暮れどき訪ねてみました。
【Nファイル】の通り、この「紅谷」は神楽坂系なので洋菓子&和菓子の「紅谷」でした。
店内は5割がオリジナル洋菓子、3割がオリジナル和菓子、2割仕入れ菓子という構成で、
「頑張っている方」のお菓子やさんと見受けました。洋菓子を幾つか注文し
「こちらは、代々木上原の紅谷さんのゆかりのお店ですか・・・・」と口を切りましたら
接客に出てきてくれた、目のパッチリした綺麗な女の人は「ハイ、父が東京で修行をしたお店が紅谷さんです、
あっ! お電話くださった方ですか?」娘さんだった。「いえいえ、私の同級生の勉強家の方です。」と答えておきました。
N子ちゃんお電話なさってのリサーチに驚きました。話の流れから、「和菓子のお奨めは…」と問うと
何種類か挙げてくれたので、一つずつ追加して、清算したところで、
「あの〜これなんですが、代々木上原から受け継いだお菓子なんですが召し上がってください。」
戸棚からパイ菓子が出てきたのです。
少し前に、N子情報を頂いた時に上原に住む親類に「紅谷」のことを尋ねたことがありました。
「まぁすっかり忘れているのねぇ〜あなたが好きだった”葉っぱのパイ”のお店じゃないの」
ガッテン!あそこだったんだ!東京上原の「紅谷」は廃業してしまい、あの「葉っぱのパイ」は幻になったわけです。
その幻が、長野の坂城に受け継がれていました。こちらの「紅谷」のお菓子のお味は、値段に見合った質の良い材料で
きちんと作ってある味。懐かしいしつこくないけれど、しっかり甘味のある仕上げです。
和生菓子はお大福ぐらいでした。あとは注文行事生菓子なのではと想像しています。
多分、和菓子は文化が深く関わってくるので地の利的に、作りたくても採算ベースが合わないでしょうね。
都会での大変さと、地方都市での大変さは色合いが違うけれど地方のニーズで生きていけるとしたら、
代々木上原系の和洋菓子同居だったんだと思います。このようなお店の中には、和か洋のどちらかにメインを置いて
メインでない方は仕入れ菓子でまかなっているところが多いように感じます。
そのような中で半分以上オリジナルは素晴らしいことでしょう。お店は開業当時のままなのか古びていますが
なまじ、ぱっと見の良い店構えに直して質が落ちるなら古いままのほうがいい気がします。
幾つものお店でそのような残念な結果を見るにつけ食いしん坊としては淋しい限りです。
この坂城紅谷で修行した方が上田に「紅谷」を開業しています。こちらも気をはいているお店です。
奇しくも少女時代のお菓子と再会したというおまけ付き。鉄砲伝来や稲作の技術等もこのように人を介して伝えられ
広がっていった? なんて、ロマンを感じます。
2002.11.25 Reported by [ LET.IT.BE ]
青山:紅谷
報告します。
モダンな通りの中で、懐かしき少年時代を思い出させてくれるたたずまい。
食したのは、この季節にぴったりの栗ようかん。
控え目の甘さとマッチした栗のおいしさ。渋めのお茶にぴったり。
近くで会社をしている友人の社員数人にも食してもらったところ OKサイン拝受。
これから、年末シ−ズンのお歳暮向けにもと思いながら、
たぶん、自分で食らって終わるのではないかと思う自分。
お勧め菓子があれば、教えてたもれ。
以上 紅谷報告でした。
2002.10.20 Reported by [ Scotland Yard ]
高田:紅屋
地方出張する機会が多いのですが、新潟の高田(上越)の駅前に「紅谷」という和菓子屋があり、
青山の店が移ったのかなあなどと考えていましたが、全国的に多い名前だったのですね。
高田駅前、さっそく、104番で調べてもらったところ残念ながら「紅屋」さんでした。
昨日は江戸東京博物館資料室、今日は新宿区歴史博物館資料室にこもって「紅谷」の文献さがしを
していたのですが堺の茶人に「紅屋宗陽」という人がいたそうです。
茶道をたしなんだ人なら誰でも知ってる「武野紹鴎」という人の門人で、そちらを由来にしていると思われます。
(後日、このお店にお電話して伺ってみました。3〜4代目続いているそうなのですが、お店で1番古いおばあさんは
お嫁さんなので、創業の詳しいいきさつは知らないのだそうです。でも、とても御親切で、知らない事を恐縮して
いらっしゃいましたので、紅谷さんであれ、紅屋さんであれこのお名前は格式がございますね、と申し上げました。)