「地域の命考えてない」
原発再稼動・経産相要請に義憤
村上東海村長 脱原発も示唆
東海村の村上達也村長は6月22日の定例会見で、 経済産業相が一部地域の原発を再稼働するよう求め たことについて「福島第一原発事故の原因究明も、収 束もされていないのに経済や産業ばかり優先してい る。立地地域の命を考えていない。こんな国は原発を 持つべきではない」と強く批判した。
原発を抱える自治体が国から手当をされる交付金に 頼っている実情について、「その意識から脱却しない と。子どもたちの安全と交付金は等価交換できない。 村の予算に占める交付金の比率はそこまで高くはな い」と脱原発≠示唆する発言もあった。
経産省の原子力安全保安院が今月中旬に緊急安全 対策の現地調査をしたことについては「表面的だ。地 震列島の日本で、どうして浜岡以外は安全と言えるの か?」と国への不信感をあらわにした。
11月まで定期点検中の日本原子力発電の東海第二 発電所(同村)に対し、東日本大震災による影響も不 明なため国から再稼働の要請は来ていない。
村長は同発電所周辺に国内の原発がある地域で最 多の人がいることにも触れ、運転再開には慎重だ。 「原発を規制する立場の保安院を経産省から分離独立 させ、防災計画の見直しをすることが必要だ」と述べ た。 |